看護師として勤務していると仕事でミスをしてしまったり。
職場の後輩や上司との人間関係のトラブルに巻き込まれたりしたことはないでしょうか?
看護師は同僚だけでなく、患者さんともコミュニケーションが必要な仕事。
さらに命への責任もあるので勤務外の休みでも不安やストレスを抱えてしまうものです。
ただでさえ毎日、毎日忙しい看護師の仕事。
看護ちゃん
人の命に責任をもって接する仕事なので通常の職業より悩みは深刻になりがちです。
この記事では、仕事のことや人間関係のことで悩んでいる人に向けて、看護師を続けようかどうか悩んでいるときの考え方についてご紹介します。
看護師の仕事が自分に向いてないと感じる原因は?
看護師はやりがいがある一方で、
看護師さん
悩むことが多い職業です。
具体的にきっかけとなるのは人によりますが人と接することが多い環境なので「仕事」と「人間関係」の悩みが多いです。
仕事の悩み
看護師に限りませんが、仕事に向いていないと感じるきっかけになりやすいのが、仕事での失敗に伴う悩み。
仕事のミスはどんな職業でも起こり得るものですが、看護師など医療現場で働く人たちのミスは患者さんの命に関わるおそれがあります。
なので深刻に捉えがち。
看護ちゃん
労働災害の分野でよく知られているハインリッヒの法則のこと。事故の発生についての経験則。1件の重大事故の背後には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には事故寸前だった300件の異常、いわゆるヒヤリハット(ヒヤリとしたりハッとしたりする危険な状態)が隠れているというもの。「1:29:300の法則」とも呼ばれます。
うっかりミスを防ぐためには知識や技術が必要ですが、自己学習をしなくてはいけない量が多すぎるために知識の習得が追いつかない。そして学習しても周りに比べてなかなか身に付かず悩む人もいます。
また、新人看護師の場合は、仕事の要領がどうしても先輩看護師に比べて悪くなってしまうがため、人より残業時間がが多くなり、
私にこの仕事向いてないのかも。
そう思ってしまうことがあります。
人間関係の悩み
看護師としての適性について悩むとき、人間関係が原因になることが多いです。
コミュニケーションがうまく取れず、患者さんに怒られて悩んでしまう人もいます。
看護ちゃん
また、看護師の人間関係のトラブルで結構あるのが、職場の人とのトラブルです。
職場のトラブルはややこしい
職場の人間関係が悪化する原因は人それぞれ、女性の職場特有の問題もありますし、業務経験の少ない看護師の場合は、知識や技術が未熟なために仕事でミスが原因で人間関係が悪化することもあります。
仕事がうまく進められないと、先輩や上司である看護師長などから「看護師に向いてない」などといわれてしまい、素直に「そうかもしれない」と感じてしまう人もいるようです。
看護ちゃん
実際に「看護師に向いていない」という理由で退職する人はそれほど多くありません。
厚生労働省が看護師・准看護師・保健師・助産師を対象に調査して発表した「看護職員就業状況等実態調査結果」という調査レポートによると、退職理由として「看護職員に向かなかったため」と挙げている人は1.0%。
出典:厚生労働省「看護職員就業状況等実態調査結果」
仕事ができない、人間関係がうまくいかないからといって、看護師に向いていないというわけではありません。
看護師の多くが同じような悩みを経験し、それを乗り越えて今も働いています。
仕事の悩みを解決する方法は?
仕事に関する悩みは、看護師以外の仕事でも多くの人が経験するもの。
仕事の悩みを克服するためのポイントを3つ紹介します。
必要な知識やスキルを身に付けること
仕事でミスをしてしまう場合、知識や技術不足が原因として考えられます。もちろん経験も大切です。
仕事の基礎的なことではありますが、仕事をするときは常にメモを取るように心がけること。
看護ちゃん
自分が忘れやすいポイントをメモして必要なときに確認するようにすると、仕事をスムーズに進められるようになるはずです。
技術やスキルも、経験のない、仕事に慣れないうちは習得に時間がかかるもの。
時間がかかってしまっても、「経験が足りないだけ」と割り切って回数をこなしていくうちに早くできるようになります。
焦らずに技術を磨けば、結果的には作業時間の短縮にもつながりますよ。
先輩・上司・同僚にアドバイスしてもらうこと
同僚と比べて自分の成長が遅いと感じる人は、同期や先輩の要領がいい人の仕事の取り組み方をマネしてみる。
学んでみるのも一つの方法です。
マネしづらいことは直接コツを聞いてみると良いでしょう。
看護ちゃん
ストレスや疲れをためないこと
看護師の仕事はやはり体力が大切です。
睡眠不足はミスを起こしやすくなります。
仕事中の集中力維持のためにしっかり睡眠をとって疲れをためないようにすることも、仕事上のミスを防ぐコツの一つです。
人間関係の悩みを解決する方法は?
普段、患者さんと職場の同僚などいろんな人と接する職業なので人間関係のトラブルは起こりやすいですね。
看護師同士や患者さんとの人間関係に関する悩みを克服する方法を2つ紹介します。
注意されても悩みすぎないこと
看護師の先輩や上司に「仕事に向いてない」といわれることがあっても、まずは真に受けないようにします。
相手は単なるストレスで言っていることも十分あり得るからです。
看護ちゃん
もちろん、なぜ「向いてない」といわれてしまったのか、あなた自身の行動に問題がなかったのか、振り返りを行うことも大切。
仕事上のミスが原因で「向いてない」と注意されたのならば、そのミスを二度しないようにするためにはどうすればいいのかを反省することで、再び同じミスを繰り返さないようにすればいいだけのことです。
人間ミスは必ずします。
その度に「看護師に向いていない」と感じてしまうと、どんな仕事もできなくなってしまいます。
悩んでもキリがないので次に活かせばいいだけです。
患者さんとの話し方に気をつける
看護師の業務はとても忙しいので、患者さんとのコミュニケーションが雑になりがちです。
どんなに忙しくても、患者さん一人一人に笑顔で声かけができるくらいの余裕をもって接するように努力しましょう。
また、患者さんと話すときは、笑顔を意識するのはもちろんですが、
- 相手の視線の高さを合わせて目を合わせる
- 相手の話にきちんと相槌をとる
など、自分がされて嬉しいことを心がけて実施すると看護師のあなたにに対する印象はぐっと良くなります。
転職してしまうのも方法の一つ
人によっては、
看護師さん
ということも普通にありますよね。
そんなときは、自分に合った職場を探すのも一つの方法です。
看護師の需要は年々高まっているので転職先に困ることはないと思います。
自分に合う環境で働けば力を発揮できる場合が多い!
仕事の進め方や職場の人間関係を改善しようと頑張っても上手くいかないという人は、もしかすると現在の職場が自分自身に合っていないだけの可能性があります。
人間関係は、自分だけで頑張っても改善しないことは多いです。
看護ちゃん
そんなときは、転職活動をしてもいいかもしれません。
忙しすぎない職場や性格に合った職場に転職することができれば、「向いてないかも」と悩まなくて済むようになるかもしれません。
職場環境に不満があるのであれば自分から動くのは今の時代は普通です。
自分に合う転職先の職場の見つけ方は?
「仕事で悩んでいる」場合と「人間関係で悩んでいる」ケースに分けて、おすすめの転職先の例を紹介します。
仕事がうまくいかない場合
仕事がうまくいかない原因の一つに、職場が忙しすぎるという理由が考えられます。
例えば、病棟勤務では24時間患者さんを看護するので業務量も単純に多くなる傾向があります。
当然残業や夜勤もたくさん。
病棟勤務で仕事についていけなくなった場合や体調を壊してしまった場合は、ペースを自分で調節できる職場を探してみると良いでしょう。
自分に合ったペースで働くことができれば、仕事もうまく進められるようになる可能性があります。
介護施設での勤務
介護老人保健施設などの介護施設で、入所者の直接介助をメインで行うのは介護福祉士の仕事。看護師は介護職員と連携しながら入所者のケアを行いますので看護業務に専念することができます。
クリニックや診療所での勤務
クリニックや診療所では外来業務が中心。夜勤がないので、体力的な負担を軽減できるでしょう。夜勤などをしたくない方にはおすすめです。
人間関係がうまくいかない場合
職場の人間関係がうまくいかずに悩んでいる人は、以下のような作業に没頭できる職場を転職先の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
手術室勤務
病院で勤務していて、患者さんとの接し方がうまくいかなくて悩んでいる方は、手術室勤務を視野に入れても良いでしょう。オペナースは手術前の説明などで患者さんと会話することはありますが、病棟勤務に比べれば患者さん一人一人と接する機会は少なくなります。
訪問看護ステーション
訪問看護は、利用者の自宅に訪問しての看護ケアを提供します。基本的に一人で利用者様の自宅を訪問するため、集団で行動するのが苦手な人や、患者さん一人一人とじっくり関わりたい人に向いています。
看護師の職場は病院に限られないから必ず向いている職場は見つかる
訪問看護ステーションや介護施設、社会福祉施設、保健師の仕事など、さまざまな施設での仕事ががあります。
どれがいいのかわかりにくいという人は、看護師の転職サイトで求人をチェックするのがおすすめ。
働きたい地域や給料などで絞り込んで検索することができます。
看護ちゃん
そもそも看護師という職業は誰にでも務まるものではありません。
明日誰でも看護師になれる訳ではないのです。
看護系の大学や専門学校などで専門的な教育を受け、看護師国家試験に合格した人のみが、晴れて看護師として働くことができます。
経験も乏しく仕事に慣れないうちは、仕事が上手くはいかないことばかりで
看護師さん
そう思ってしまうかもしれません。
しかし、そんな時はどうして看護師になりたいと思ったのかを思い出してください。
なんで看護師になったのかは人によって違いますが何か目標があったはずです。
現時点は仕事が上手く言ってなかったとしても、職場を変えることによって悩みが解消される場合もあります。
改善しようと努力してのにダメだったという人は、看護師としての人生を諦めるのではなく、資格を活かして別の職場への転職はいいかもしれません。
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